困りごとは福祉サービスで解決??
2022年05月10日
相談員を10年以上やっていると様々な相談事を聞いたり、他の方々の相談の仕方を知ることができます。そのなかで感じることがあります。
障がい福祉サービスに限った話ではありませんが、相談を受ける立場の人は、どうしても困りごとを受けた時に、利用できる福祉サービスで対応をしようと考えがちになります。制度の中で相談を受けるので、制度を活用していこうと考えることは自然なことだとは思います。
しかし、時にはすべての困りごとをすべて福祉サービスにつなげようとしてしまうために、相談した方の思ったことと違うような状況になってしまう話も聞きます。
福祉サービスをおこなっている事業所が多いと、どうしても頼りやすくなると思いますが、サービスをやっている事業所が少ないと、どうしても福祉サービスに繋げることが難しく、相談員は一緒に悩んでなんとか解決をしていけるような方法を考えるようになります。
福祉サービスをおこなう事業所が少ないと、福祉サービスの利用が難しいことがありますが、同時に福祉サービスに頼らない方法で考えていくことができるようにもなるので、良し悪しといったことでしょうか。
福祉サービスが充実して、そのうえで福祉サービスだけでなく、様々な方法を考えられるような相談員が増えてくれると、より良いものとなると思います。