医療的ケア児とは

「医療的ケア児支援法」が令和3年9月に施行されました。これまでも障がい福祉の仕事をしているなかで、たびたび「医療的ケア児」という言葉は耳にしていましたが、個人的には関わることがなく、同センターの別の職員に任せきりという形でありました。
これまで関わることはなく、また他の職員のように「医療的ケア児コーディネーター」の資格取得もしていないため、恥ずかしながら今の今まで考えることありませんでした。ここにきてようやく重い腰が上がったのは、月の報告書内に「医療的ケア児」という枠ができたことで、自分の中でも改めて考えるきっかけとなりました。
まずは、医療的ケア児とはどのような方を指すのかというところですが、昔は生まれながらにして病気を抱えている子は亡くなることが多かったのですが、医療技術の進歩に伴い、生まれながらに病気を抱えていても医療的ケアを受けながら生活をすることができるようになってきたという背景があります。そのため、医療的ケアを受けながら生活を送っている子が「医療的ケア児」となります。医療的ケア児といっても様々であり、従来の支援方策を受けられる方から、支援の選択肢が少ない方までいますそこで「医療的ケア児コーディネーター」という資格をもった方々が、「医療的ケア児」の生活を支えるための方法を考えるという役割となります。
「重症心身障害児(者)」という言葉もあり、分かりにくい面もありますが、今回調べた中では東京都福祉局の資料がそれなりに分かりやすかったと感じたので、リンク先を紹介させていただきます。
これから多くの方が対象になってきて、様々な施策によって支援が行われていくと思います。医療の比重が重く、福祉の比重は少ない方となりますが、それでも生活を考えていく時には福祉の分野も必要になるため、医療の方々との連携が必要になってきます。