ことばの表現の難しさ①
2022年06月09日
相談支援をおこなっていると、言葉の遣い方、表現の仕方、ニュアンス、といったことに頭を悩ませることがある。特に「話し言葉」と「書き言葉」のちがいについては、国語の授業が苦手な自分にとっては非常に困ることがある。
直接話をするときには、言葉の選び方、声の高さ、話すスピード、話しているときの表情、視線の位置などから始まり、相手の話の聞き方、互いの座る位置まで様々な要素が絡んできます。しかし直接話をするときには、それらの要素の多くの部分を、その人その人に合わせて、またその場の環境に合わせて変化をさせることができ、さらには話をしている間にも変化をさせることが出来ます。
しかし書き言葉となると、今では申請書類や文書だけでなく、メール、SNSなどで遣いますが、読み手の受け取り方、解釈の仕方によって、内容がうまく伝わることもあれば、歪んで伝わってしまうこともあります。そのため、書き言葉は非常に難しいと思います。
行政文書などは難しい言葉が使われていたり、難しい表現の仕方をしていたりして、単純に読み仮名をふればいいという問題ではありません。そのためいくらでも書き言葉はいつでも難しいものであると感じ、経験を重ねていく中でより伝わりやすい方法を考えていかなくてはいけないと思います。